なんの前触れもなく、完走の報告ですいません。
そして今週のチラシを見て、わざわざwebへ飛んできて頂いたお客様、本当にありがとうございます。長々と説明させて頂きますのでしばしお付き合いくださいませ！

私（専務）が趣味と実益を兼ねて”Ｋ４－ＧＰ”という軽自動車レースに参加しております。主に夏・冬と地元スピードウェイで耐久レースがあるんですが、今回は大遠征でマレーシアのセパンサーキットで「２４時間耐久」をやってしまおうって事でこちらに参加して完走して参りました。ってことを口実に記念セールをやりたいだけなんですが・・はい、一応ここまででセールをする理由は述べておきました。

でも、わざわざ来てくれたんですから少し時間ありますよね？多分あまり書けない記事なんで是非読んでってください！

「１００年に一度の大不況」ですが、海外にレース行くなんて「広石さん随分儲かってるじゃない」ってコトになるんですが・・言い訳です。こちら全くの自費で私と参加メンバーが爪に火を灯す思いで捻出した資金でやっております。各自動車メーカーがモータースポーツ撤退をする中、街の車屋さんもそれじゃ悲しいじゃあないですか！能天気に元気出してがんばってます！

それはさておき、レースは２／１２～１３で行われました。
車と機材は一時輸出品として現地へ持ち込みます。船便で約一ヶ月の旅
冒頭の写真はコンテナから出すところです。

軽自動車や、軽エンジンを積んだレーシングカー３０台余りが参加。
使う燃料の量が決められている中で、どれだけ速くはしれるか。エコランの要素もあり頭脳戦です。
＜クラス分け＞
ＧＰ－Ｒ：レーシングカー
ＧＰ－ＡＴ：オートマチックの車
ＧＰ－１：市販車　総量２４０リッター（自然吸気車が多いです）
ＧＰ－２：市販車　総量３４０リッター（ターボ付きとか）

広モチームが持ち込んだのはいつものスーパーチャージャー付きvivio。チーム方針で無謀にもＧＰ－１クラスで参加することしたのは以下の理由。

計算して出したレース燃費はおよそ９ｋｍ／リッターです。「軽なのに悪いじゃん」とお思いでしょうが、燃費が良いステラＲでも全開時瞬間燃費はヒトケタ前半です。ほとんど全開が多いサーキットで過給機付きｳﾞｨｳﾞｨｵがその平均燃費を確保するのは車も乗り手もかなりの工夫が必要となります。　

ご自分のお車に給油された時「今回すっごく燃費よかった♪」って時はストレスたまる運転だったり、ずっと高速のクルージングだったりしますよね。なるべくアクセル開けないとか、ペダルを丁寧に踏んだり。ですよねー

相反する運転で燃費を求めるには車の制御を知った上での運転テクニック　プラス　最低限の燃料で効率よく走る車両の製作と整備・調整が不可欠です。それをやった上でもターボやスーパーチャージャー付きでは３４０リッターは欲しいところ。車とチームを信じて２４０リッターでのチャレンジ！

１２日正午スタート、遥か２４時間後のチェッカーを目指す！
椰子の木で南国の雰囲気たっぷりのセパンサーキット。Ｆ１やＭｏｔｏＧＰ、日本からスーパーＧＴがマレーシアラウンドとして開催される場所で、富士スピードウェイと同じクラスのすごいサーキットなんです。そこを日本の軽がガンガン走ります。
御殿場と小山町以外出たことない　ひろもちゃんvivio　がマレーシアで走ってるなんてなんか不思議な光景です。

日が暮れて～夜明けまで、壮絶な睡魔と闘いつつ。７人のメンバーで運転、作戦を回します。気温３０℃　湿度７０％以上　レースカーの窓は常に開放です。（スコールのときもそのままでした）
幸運なことに、車はすごく快調！

好敵手のお陰で最後まで気が抜けないレース展開となり、スタートから２４時間後感動的なフィニッシュをする事ができました。
　結果　総合８位：トップ１０！　ＧＰ－１：５位入賞！

車もノートラブルで完走。日頃の車検や点検における整備の蓄積が結果に結びつきました。「レースの技術をフィードバック」ではなく、「街の車屋さんの技術をレースにフィードバック」が広モチームの自然な姿かもしれません。

ガソリン価格は下がりましたが燃費問題は以前シビアだなぁって商談の度思います。ハイブリッドカーは答えの一つでしょうけど・・スバルにはまだ無いし・・
それでも、賢い維持と運転で随分カバーできます。今回のレースはそんな実践の一つでした。参考になるかは別ですが、私の話で良ければいつでもお話しさせて頂きます。

＜車は帰ってませんが、フロントガラスに置いた縦はお店に飾ってありますー＞

そんなわけで、記念セール「５つのワンプライス車」ご用意しております！
内容もすっごく充実してます（特にエクシーガは凄いです）ので是非この機会にご来店ください！お待ちしております！