市販のナビは取付けできますか?
大丈夫! 取付けできます!
2017年11月現在、スバル純正で用意されているナビは、以下の5種類です。
パナソニック 8インチビルトインナビ(スバル専用設計)
カロッツエェリア サイバーナビ(8インチ)
ダイアトーン サウンドナビ(8インチ)
ケンウッド 彩速ナビ(8インチ)
カロッツェリア 楽ナビ(8インチ)
8インチナビを販売されているメーカーさんがほぼ網羅されたラインナップとなっております。
もちろん、その他メーカさんの8インチナビでも付けられます。
ただし、ステアリングリモコン(車両に標準装備)の作動は注意が必要です。
搭載希望の機種の「リモコン規格」を必ずご確認ください。
「SUBARU2」という規格に対応していれば、動作します。
7インチナビは取り付け可能ですか?
残念ながら、今現在は取り付け不能です
C型レヴォーグとD型レヴォーグでエアコンパネルが変わりました。
まずは、C型までのナビパネルがこちら。
D型からのナビパネルがこちら。
C型までは、なんとかして8インチナビを入れようと画策しておりましたが、D型からはすんなり8型ナビが入るようになりました。
我々はとても喜んでおりましたが、後に困った事態に気づきました。
D型からは、7インチナビに対応するパネルが用意されていないことを知ったからです。
通常、1DINオーディオをつけるときは、1DINオーディオパネルとポケットを使用します。
パネルには2DIN分の穴が開いていて、そこに1DINオーディオと1DINサイズの小物ポケットをはめ込むという取り付け方法です。
しかし、今回メーカーから用意されているパネルは、パネルと小物入れが合体していました。
2DINサイズ(イコール7インチナビサイズ)にするには、小物入れを切り取らなければなりません。
しかしながらこのパネルには、ピアノブラック塗装が施されているため、小物入れの切り取りが非常に難しくなっております。
大変申し訳ございませんが、上記のような理由で、2017年12月現在、弊社ではD型レヴォーグへの7インチナビの取り付けは承っておりません。
広石モータースの試乗車にはどのナビをつけたの?
試乗車のナビ選びにはいつも悩みます。
今回の選定でも色々と見比べました。
候補1 パナソニックビルトインナビ
パナソニックのスバル専用仕様は収まりがよくてカッコいいです。
操作方法は万人向けのユーザーインターフェースで老若男女を選びません。
しかも、マルチファンクションディスプレイ(ダッシュボード上方の子画面)に
次は右に曲がれとか、左車線に入れとか、道案内情報を表示してくれます。
だた、ベースナビはストラーダCN-RX03Dと思われます。こちらは若干古いモデルです。
アンプ機能が強化されているようですが、そのほかに目新しい機能がなく
試乗車に取り付けるにはフレッシュさがなかったため今回は見送りました。
候補2 ダイアトーンサウンドナビ
ダイアトーンサウンドナビはインプレッサの試乗車に取り付けているのでレヴォーグへの搭載は見送りです。
ちなみに、ずっと以前はメニュー階層が深くて、少し使いづらいナビでした。
音にこだわるマニア向けの機種という位置づけでしたが
現在はユーザーインターフェースが改善され操作性もよいです。
また、地図はパイオニア系(インクリメントP社)のもを使用し、スマートループにも対応しています。
候補3 ケンウッド彩速ナビ
ケンウッド彩速ナビは、C型までの試乗車で使用していたので今回は見送りました。
画面上で指をスライドさせてメニューを出すユーザーインターフェースは、慣れるまで戸惑います。
慣れてしまえば、地図画面とAV画面を混在させたときのサイズ調整などなど、非常に便利に使えます。
スマホ世代におすすめです。
こちらも地図はパイオニア系(インクリメントP社)のものを使用し、スマートループに対応しています。
結局、パイオニア サイバーナビに決定
で、結局、弊社の試乗車に採用したのは、パイオニアサイバーナビです。
同じパイオニア製の楽ナビは、XVの試乗車に搭載しております
サイバーナビは、フォレスターの試乗車に搭載しておりますが、ZH99と古かったので、今回は最新のサイバーナビを選びました。
で、サイバーナビってどうでした?
サイバーナビは未来を感じさせてくれるナビでした
でも、操作はむずかしくありません
ルート探索
サイバーナビの地図は当然のことながら、関連会社のインクリメントP社のものが使われています。
探索方法は、オーソドックスな住所・名称・電話番号などなどの基本検索に加えて、ジャンル、周辺施設、よく行くランキング、スポット詳細などなど、様々な探索方法が用意されています。
ルート候補も6種類ほど探索してくれるので、好みのルートを選ぶことができます。
探索にかかる時間は「高速レスポンス」を謳っていますが、彩速ナビに比べると遅いです。
けれども、2012年のサイバーナビ(ZH99)に比べれば断然早いといえましょう。
彩速ナビに比べて探索が遅いのは、探索に加味する要素が多いためと思われます。
スマホなどを介してナビとカロッツェリアのサーバーが通信している場合、「スーパールート探索」が行われます。
これは、カーナビ本体では不可能な高度な演算処理をサーバー上で行うというものです。
例えば、一般道と高速道路で到着時間にたいした違いがない場合、コストの安いほうの道を教えてくれます。
ピンチイン、ピンチアウトが使えます
他方、去年のモデルチェンジ以降、スワイプ、ピンチイン、ピンチアウトなどが使えるようになりました。これはやっぱり便利です。
AV能力
使用可能なAVソースにも大きな変更はありません。
サイバーナビはZH99のころからFLACなどなどの主要な音楽フォーマット、mp4などなどの主要な映像フォーマットに対応していました。
今回新たにハイレゾに対応した以外は、特に変わりがありません。
「オートタイムアライメント&オートイコライザー」や「車速連動型リアルタイムASL」などなどの調整機能はZH99と同様です。
便利になったのは、イコライジングの設定値をバックアップできるようになったことです。
ベストな設定を出してあったのに、うっかり書き換えてしまった場合など役立ちます。
また「サウンドマスターコントローラー」アプリも便利です。
こちらは、イコライジング作業がアプリ上でできるというものです
リヤ席に座って、リヤ席のセッティングを出したいときに重宝します。
サイバーナビは、ネットに接続して真価を発揮するのだと思います
ネット接続に関しては、ZH99に比べると大きな違いが見られます。
スマートループがやっぱり便利
ZH99のころから便利に使っているスマートループですが、ますます便利になっています。
渋滞検知システムといえばVICSが有名です。主要道路に設置されたビーコンによる渋滞情報をFM電波によってドライバーに伝えるシステムです。
これに対しスマートループは、他の車が実際に走行したデータと、VICSによる渋滞情報を複合処理し、電話回線やデータ通信を利用してよりきめ細かい道路交通情報を提供するものです。
他の車が実際に走行したデータというのは、パイオニアのナビを積んだ車のリアルタイム位置情報のことです。
VICSビーコンは主要道路にしか設置されいないので、裏道などの細かな渋滞情報は取得できません。
スマートループは、車の位置を把握するので、裏道までカバーできます。
実際にスマートループを使っての道案内で走行していると、頻繁にオートリルートを繰り返してくれます。
また、裏道を案内してくれることもあります。
案内にしたがって裏道を走っていると、本来通るはずだった道がギッチリ混んでいるのが見えて、助かったあと思うこともしばしばです。
また地味にうれしいのが天気や気温のお知らせ機能。
目的地の天気などをお知らせしてくれます。
地図の差分更新がワイヤレス
カロッツェリア系の地図更新は差分更新(小規模更新)が年6回程度、全更新(大型更新)が年1回となっています。
差分更新については、スマホ経由でワイヤレス転送できます。
いちいちSDカードにダウンロードしなくていいのが実に楽ちんです。
通信モジュールは買うべきだと思います
スーパールート検索や、スマートループ、地図更新などなどを使い倒すなら、通信モジュールが便利です。
いちいちスマホのブルートゥース接続をONにしたり、WifiテザリングをONにしなくても、エンジンをかければ自動的に通信してくれます。
ZH99で使用していた通信モジュール(ND-DC1)は、通信速度が遅いと感じる場面が多かったのですが、新しい通信モジュール(ND-DC2)ではかなり改善されました。
3年分の通信料が込みで25,000円ですからそんなに高くはないと感じています。
スマホのミラーリング機能が便利すぎて捗る
CZ901はHDMI接続が可能です。
ポータブルブルーレイプレイヤーや各種ゲーム機器などなどのHDMI出力を持つ機器をナビに接続できます。
中でも便利なのがスマートフォンのミラーリングです。
スマホの画面がそのままナビ画面上に映ります。
なんだかんだ言っても、やっぱりネット上の地図は新しいです。
航空写真やストリートビューなどを確認したいときもあります。
これはホントに便利です。
HDMI機器の接続には専用コードが必要です。また、スマホとの接続には別途アダプターが必要です。
(iPhoneはlightning-DidtalAVアダプタ アンドロイド系はケーブルセットCD-MUV330)