抱えている一部作業のことなど。

ＴＷ２型サンバーディアスワゴン　走行中に速度比例の異音がするとのことでお預りしましたお車。
聴診し、フロントデフのピニオンギヤを支持するベアリングが患部と診断。やはりそうのようでした。
一枚目の画像、ベアリングの「ころ」表面が剥離したようになってます。クラッチの繋ぎ方や事故など外力によるもの、またオイル管理不良が原因とも考えられ円滑な回転ができずゴリゴリ回る音が症状になるわけです。

新品のデフアセンブリは約９万円！時間的、コスト的にリサイクルパーツを載せ替えるほうが早いのですが、在庫等のタイミングや価格があわず洗浄して内部部品交換での組み立て、調整と正攻法の修理となりました。
この場合半額くらいで収まる見込みです。

デフ＝デファレンシャルギヤはエンジンの回転を左右に分けタイヤを回転させたり、左右の回転差を吸収する為のギヤです。部品は少ないのですがベアリングにガタが出ないように与圧して組んだり、歯車の当たりを調整しないと異音や発熱が発生してしまうデリケートな部分です。
お客様には大変お待たせしてしまう作業ですが、そんなピンポイントの対応もたまにしております。